後に私は語る…――
H×H
「あれは‥―そう
…まるで共食いだった。と」
「何を書いているんだい◇」
「いや〜、見たこと聞いたこと感じたこと全部忘れないようにすべてまるごとひっくるめて手記に記そうかと………って
何この語尾の「◇」は?
ワタシ、誰と話してるのかしらん?
この声のせいで背中から変な汗出てきたんですけど?
ってか鳥肌が津波のように押し寄せてきたんですけど?
大波波浪鳥肌警報発令?
一向に引く気配がないんですけどこれいったいどうしたらいいのよww
後ろ向きたくないー
関わり会いたくないー
…よし。ここは華麗にスルーと決め込んで、いっちょとんずらかましてやっか!
ガシッ!
「酷いなぁ◇」
ヒィ〜!!!
肩掴まれてるー!!
がっちり肩捕まれてるーー!!?
H O L D さ れ て る ‥んなんか違
う?まぁいいや。
振り向くに振り向けない…どうしYo☆
とかアホなこと言ってる場合でもない。
怖い。逃げ出したい。
でも後ろ姿を見せたら最後、三途の川なんてバタフライで横断してそのままお花畑までダイブしちゃう勢いだ。
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ…!
んあーーーシンジーーーー!!!!
「……誰、ソレ◇」
エヴ○ンゲ○オンの主人公の名前に決まってんだろうがゴルァ!
文句あっかゴルァ!!
ってよくよく見てみればやっぱりお前なのかヒソヒソー!
が、ガン飛ばしてんじゃねぇぞゴルァ!
‥あれ?ガン飛ばして…ない?
ってか目ぇ空けてない?
ぇ、嘘ぉ。
開けてんの?閉じてるの?
どっちなんだぁ〜い?
「開けてるけど◇」
ギャ!
「君、失礼だよね◇度胸があるっていうより…バカなのかな?」
なにおぅ!?
「さっきから全部筒抜けなんだけど◇」
…思考停止。
お暇な方は冒頭まで戻って確認してみて下さい。
…カギカッコ付け忘れた」
「♪」
というわけで、まんまと奇術師の策に嵌り(?)
あたしは次の課題が発表されるまでの間、ヒソヒソカさんと濃厚な時間を過ごさなくてはならなくなり、
試験官ブハラの喰いっぷりよりもさらに衝撃的で刺激的な出来事となってしまったのでした。
おしまい。
試験日1日目の昼過ぎの日記。
Backl