サブタイトルは…共食い。
H×H
「ブタブタブタブタブタちゃんやーい!」
あたしは一人、森の中を彷徨っていた。
なぜだかひたすらブタを探し求めている模様…。
そういえば二次試験は豚の丸焼きだったなー。と頭の中で思いながらも豚を探す。
いつのまに二次試験を開始したのか…まぁどうでもいいが。
「ブタブタ 子ブタ♪ こいつに 決めた♪ ブー!!♪」
ヒュオ――――――。。。
「‥森って冷たい」
腰振り腕振り踊ったダンスを嘲笑うかのように冷たい風が吹いた。
漫画かよ!と突っ込んで、
あぁ、そういえばそうだった。と納得した。
…そしてちょっぴり寂しくなった。
どうせ漫画なんだから、もう少しオーバーなリアクションなり演出があってもいいものの…!
ッッあたし泣いちゃう!!
ブー。ブー。
なんだ?
ブーイングするだなんてどこのどいつだこんちきしょー!!
と、殺気をこめて振り返るとそこには――‥!
「ンギャーーー!!」
「っぅぉ!?」
叫んで、飛び起きた。
「!!お、お前いきなり叫ぶなバカ野郎!!びっくりするじゃねーか」
「レオリオ…?あーよかった夢かぁ」
「んぬぁ〜〜にが「あーよかった夢かぁ」だ。お前のせいで耳がキンキンいってるじゃねーか!」
「可哀相に…その歳で難聴ですか。ナ〜ム〜〜」
「拝むな!」
「てかさっきの声まね?似てなさすぎだから。」
「うっせ!」
「チッ」
「…。今、舌打ちしただろ?」
「シテナイアルヨ」
「シバくぞ こぅら!!」
「何をふざけ合ってるんだ?」
「あ、クラピカ!」
立ち上がってトコトコと彼の傍に駆け寄った。
クラピカクラピー暗い顔。
なんだかとってもご立腹。
眉間に皺が寄っている。
「嗚呼!せっかくの美顔がもったいない!!でも、怒った顔も素敵だぞ☆」
…なぁーんて言った日には結果が見えているので、妄想の範囲で止めておいた。
「もう二次試験が始まるのだよ」
「はーいすみませーん!じゃ、移動しましょ」
「っ?」
「あ、こらお前ら!おいてくんじゃねーっつーの!」
時計の長針は、11を指している。
試験が始まるまで、後5分。
悪夢だったが、目覚めは良かった。
まさかあそこでブタッ鼻をつけたミルキが出てこようとは…!
しかも豚面なだけならまだしも口いっぱいにつまった光沢のある紫色のモノを口いっぱいにモグモグしてて、
顔がこれ以上口に物を含んだら張り裂ける!もう限界!ってくらいにパンパンだったし…
ありゃ顔の皮が可哀想だったよ…
でもさすがはあたしの夢。
そんでもってさすがはゾルディック。
創造力(≒想像力≒妄想力)が桁違いに凄いぜベイベー☆
「!!止まれ!!!」
「あ、メンゴ。」
危ない危ない意識が飛んでた。
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【あとがき】
誰か富樫先生を休載から救済してくださ〜ぃ(涙)
ついでに私のことも救済してくだs(略